考えるのは「前」

仕事をする上では、しっかりと「考える」ことが大事です。まぁこれは仕事に限らず人生全般でもそうなんですが、きちんと先を見て起こるべき事態を予測し、対処法をしっかりと考えた上で行動すると間違いが少ないんですね。そういう意味では「想像力」が非常に重要になってきます。起こるべき未来を想像する能力は、色々なリスクをマネジメントする意味でも役立ちます。

ただこの「考える」という行為…実は諸刃の剣と言うか、考えるのは大切な行為なんですが、考えすぎてもダメなんです。分かりやすく言えば、「前(未来)」の事を考えるのは非常に良い事なんですが、「後(過去)」についてはあまり考え込まない方がいいんですね。

人はどうしても起こってしまった事=過去の出来事ばかりを考えやすいです。ボーっとしている時も、実は今までに起きてしまった事について考えている事が多いです。過去の事を考えて悶々とし、もう変わる事の無い過去に捉われてしまったりもします。

何故ならば、「後悔」という念はずっと残りやすいからです。終わってしまった事をくよくよと考え、抱え込んでしまった経験は誰しもがあるのではないでしょうか?でもいくら考え込んだって過去は変えられません。それどころか、そういう悪い事ばかりをずーっと考えてしまうと、思考がそっちの方向に引っ張られてしまいます。

だから考えるのであれば、「前」だけを見て「未来」の事だけを考えればいいんです。終わってしまった事で悩むより起こるべき未来の事だけを考えた方が、きっと良い方向へ向かいますし脳も活性化すると思います。考える時に見るべきは「後ろ」ではなく「前」です。

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