継承

本日お打ち合わせをしたお客様は二代目の方です。弊社のお客様には起業家の方とか二代目、三代目の方も多いのですが、代を継いだ方と起業家ってのはまたちょっと違うんですよね。

よく「起業する方が0からのスタートだから大変でしょ?」なんて言われるんですが、確かに大変は大変なんですけど、そのぶん自分の好きな風にやれる自由度があります。その辺が、代を継いだ方ってのは悩みどころだと思うんですよね。

代を継いだからには自分のやり方や時代に合わせて色々なことを変えて行きたいと思うでしょうし、かといって変えられない部分とか変えてはいけない部分ってのもあると思うんです。先代からのいいところを踏襲しながら自分色に変えていく…これはある意味イチから起業するよりも大変な部分です。

でも「既にベースがある」というのは、いい方向に捉えるべきです。中身を変えていこうとするとブランドイメージを変えるのに苦労するかもしれませんが、それでもある程度基盤があると精神的な余裕が違います。いろいろなことを試す余裕も出てきますしね。

起業と代を継いでのスタート…そのどちらがいいというもんでもなく、それぞれでそれぞれの苦労があります。でも、せっかく先代が築いたものがあるのならば、それをきちんと受け継いだ上で自分の色に変えていけばいいと思います。「守・破・離」と同じ考え方ですね。

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