細く多く

先日ある方とお話をしていて、その方のお知り合いの方の会社の話になりました。なんでもその方は会社の売り上げをほぼ1社に頼っているそうです。いわゆる下請けみたいな立場ですね。

まぁその元請の会社はこの辺の人なら誰でも知っている大きな会社なので仕方が無いのかもしれませんが、リスクの細分化という事を考えると収益は1本の大きな柱に頼るべきではありません。

まぁ弊社では昔から言っている事なんですが、収益は多くの細い柱を持った方がいいんですね。しかもバラエティに富んだ柱の方がいいです。

細い柱なら、万が一その柱が折れても他の柱で乗り切れます。しかも、市場の波みたいなものもありますから、特化した業種のみで構成するよりもバラエティに富んだ業種で構成した方が、その業界に何かあっても影響は少なく抑える事が出来ます。「中小や零細では大きな柱に頼るしか生きる道が無い」と言われるかもしれませんが、中小や零細だからこそ1社に依存すべきではないと思うんですよね。

今やネットの普及で市場は全国に広がっています。仕事を出してくれる先も全国に広がっていますし、上手にホームページで仕事を取っている零細企業もたくさん知っています。逆に言えば、中小や零細が大企業と対等の立場で戦える場所こそがネットなんです。しかも価格以外の武器で…。

大きな柱は楽ですが、何かあった時の影響が大きいです。あえて大きな柱を捨てろとは言いませんが、大きな柱以外にも細い柱を何本か用意しておくと逃げ道が作れると思います。

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