返報性の法則でもないですけど、僕は他人を「鏡」だと思っています。「映る」という意味合いよりも、与えたものと同じものが「返ってくる」という意味合いが強いんですけど、要は人に優しく当たれば優しさが返ってくるし、冷たく当たれば冷たくされるという意味合いです。

他人を自分に置き換えると分かりやすいと思います。誰かに優しい気持ちで接して来られれば、こちらも優しい気持ちになります。思いやりや気遣いを感じれば、こちらも相手を思いやり気遣いするようになります。

若い頃の僕は、攻撃的な相手にはすぐ攻撃的に返していました。それこそ怒りを表に出し、正しくない行為には憤慨したものです。ある意味分かりやすかったんですが、最近はこの「怒る」という行為があまり無くなりました。

人間が出来てきたなんて崇高な事を言うつもりはなくて、ただ「相手には相手の理由が何かあるんだろう」という考え方をするようになりました。怒る事にエネルギーを使うよりも、相手の事を考える事にエネルギーを使った方が建設的だと気づいたんですね。そうするとなんでも許せると言うか、まぁ許すなんていうと上から目線にも捉えられがちですが、どんな人にも優しい気持ちが持てるようになったんですね。

僕は「人が人に与えたものは同じものが返ってくる」と信じています。もし誰かに冷たくされたのなら、もしかしたらそれは自分もその人に冷たくしているのかもしれません。与えたものが100%返ってくるとも言いませんし、与えた人から返ってくるとも言いませんが、きっといつかどこからか与えたものが返ってくると思っています。良いものも悪いものも…。

だからこそ、全ての人に対して常に優しい気持ちを持ち続けるのは、とても大切な事なんじゃないかなと思います。(まぁそうは言いつつも、僕もまだまだ修行が足らないですけどね…。>_<

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