知らず知らずのうちに…

先日ステマ規制の話題を振ったばかりですが…これ気づかないうちに規制にひっかかりそうな会社も出てきそうですよね。例えば、飲食店などで「SNSに投稿してくれたらお礼に1品サービス」だとか、何かのサービスで「SNSへの投稿で特別料金」だとか…これ、対価を渡して依頼している形になるので、知らず知らずのうちにステマを依頼している形となります。

意図的であるとかどうかは問題ではなく、あくまで「対価を渡して依頼したか」って部分で判断されます。今まではSNS戦略の一環として、とにかく「フォローしてもらう」ことや「投稿してもらう」ことを優先し、そしてそれを促すために何かをサービスしたり何かを与えたりってのも多かったのですが、(投稿まで依頼する場合には)この辺もひっかかってくるってことですね。

ただ、これも「広告であること」が明瞭であれば問題にはなりません。具体的に言いますと、「#広告」「#宣伝」「#プロモーション」「#PR」などといったキーワードを入れておけば、とりあえずは規制の対象にはならなさそうです。ただし、大量のハッシュタグの最後に記載するなど広告であることが不明瞭な場合には、不当表示に該当する恐れも出てきます。(広告だと分かりやすくしておかなくてはダメってことですね。)

この辺りは消費者庁もガイドブックとしてまとめているので、全ての事業者の方は一度目を通しておくといいかもしれません。

「事例で分かるステルスマーケティング告示ガイドブック」

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