傾聴力

ホームページを運営していく上では、色々な意見に耳を傾けることが大事になってきます。場合によっては素人目線が非常に大事になるケースもありますし、業界外からの意見でハッと気付かされることもあります。

そういった意見をどんどん取り入れて改善していけばいいんですが、あまりに「聞き過ぎ」てもダメなんですよね…。全てを鵜呑みにしてはいけないとうか、それはあくまでひとつの意見として、最終的には専門家の意見や自分の考えを加えて判断していかなくてはいけません。

例えば、ネットやパソコンに全く慣れていない素人の人は、「さてこれで私は何をすればいいの?」とページ上で立ち止まってしまうこともあります。メニューやバナーがあるにもかかわらずどこへ行っていいかわからない状態ですね…こういう方向けの誘導も考慮する必要が出てきますし、視覚弱者に向けたアクセスビリティ・ユーザビリティ的な取り組みもしなければいけません。それこそホームページの世界では、それが本当に様々な人に向けて最適化されているかを考えなくてはいけないんですね。

特にこれからは高齢化社会ですから、ターゲット層に含まれる含まれないに関わらず高齢者の方のことを考えた施策も大切になってきます。視覚的な配慮もそうですが、操作性なんかもそうですね。押せそうと思われそうなものは実際に押せるようにしておかなければいけないですし、押せないものは押せないとわかるようにしておくべきです。(まぁ、これ難しい問題ですけど。)

いずれにしても、全てが全ての意見を取り入れようとしてしまうと、結局うまくいかないってことです。それがいくら良さそうな意見に思えても、必ず専門家の意見を仰いだり、自分でしっかりと勉強して判断することが必要になってきます。傾聴力っていうのはただ単に「聴く力」のことだけではなくて、自分にとって大切な情報とそうで無い情報を取捨択一できるような判断能力も含まれてくると思います

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