自調自考

日本マイクロソフト社長の平野拓也氏が、ご自身の母校についてこのように述べていました「生徒の提案にはダメと言わず、やってみなさいから始まる自由な校風」だったと…そして、その時の校長が講話のたびに言っていたのが「自調自考」というお言葉だそうです。

自調自考ってのは、読んで字のごとく「自分の手で調べて自分の頭で考える」という意味合いです。これは確かに大事ですよね。成長のためには一番大事な要素といってもいいかもしれません。

でも、最近の子って、なかなか「自分の頭で考える」ことをしないんですよね。調べることはしますよ。ネットで簡単に調べられますからね。でもそこに正解(と言っていいのかわかりませんが…)がそのまま落ちていることが多いので、何も考えずにそれを答えとするケースも多いんです。

まぁ、「調べる力」がない子も多いですけどね…ネットってのは全ての情報が正しいわけではありませんから、その辺の真偽を判断したり、ネット以外の情報も含めて裏づけをきちんと取ったり…ってことをあまりしないように感じます。いわゆる、思考停止の状態です。これは非常にマズイですよね。

ネットで情報を調べることは大切な要素ですよ。これからの世の中、ネットの情報に触れないわけにはいきませんからね。でも、それを鵜呑みにするんじゃなくて、一旦自分の中に落とし込んだ後で「自分の頭」で考えることが大事なわけです。その辺りのことをきちんと理解している人は、何をやらせても伸びると思います。(人としての基礎力の話ですね。)

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