どこかにズレを

先日ある方のお話を聞いていて、「あえてターゲット層をずらしている」という話が出てきました。同じものを売るなら価格競争に陥らないようにする…これは当たり前の話ですが、通常はここで「価格以外の付加価値」をつけようとします。要は、価格以外の部分で勝負しようとするんですね。

これは王道的なやり方ですが、その「付加価値」部分を何にするかが難しかったりもします。まぁ通常は「人」であったりすることも多いんですけどね。

今回の戦略は「ライバルとはずらしたお客様層を狙っていく」ということになります。同じところに違う切り口で売るんじゃなくて、同じ切り口でもいいから違うところに売るという考え方ですね。

これは両方とも「ライバルとは違う方を進まなくちゃダメ」という考え方から来ています。その結果、どこをずらすかが違うだけであって、特に自分より規模が大きいライバルと戦う場合には全く同じことをしていてはダメってことなんですね。

売り込み方を変えるのも、売り込み先を変えるのも、はたまた他の部分を変えるのも、どこを変えてもいいと思いますけど、どこかに「ずれ」を出すことができれば、それは大きなアドバンテージになるかもしれないってことです。

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