小さな柱だと

先日ある方と話をしていたら、「うちは細かい仕事ばかりで…」という話になりました。小規模なお客様からの売り上げの小さい仕事ばかりという意味合いだったようですが、これって実はいいことなんじゃないかと思います。

何故ならば「リスク分散」が出来ているからです。弊社はよく収入の柱のことを細い柱と太い柱で表現しますが、太い柱が1本あるよりも細い柱が複数本あった方がリスクマネジメントになるんですね。

例えば大企業の元請けさんがある場合なんかそうなんですが、大きな柱が1本あるだけだとその柱に何かあった場合に影響がめちゃくちゃ大きいです。でも細い柱が数本あれば、そのうちの1本に何かあっても踏ん張れるんですよね。実際、こちらの方は細い柱のお客様ばかりで構成されていましたので、このコロナ禍でもいつもとそれほど大きく売り上げが変わっていないようでした。

加えて言うなら、その細い柱の業界も満遍なくあったがいいですね。ある特定の業界に依存してしまうと、その業界全体が落ち込んだ時の影響が大きいからです。株のリスクマネジメントと似ているかもしれません。

これが絶対というわけではなく一つの考え方なのですが、この話に限らずリスクが存在する場合は分散しておくのが鉄則かなと思います。

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