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2006年07月27日

●「不満」と「不安」

あなたも経験があると思いますが、会社などの組織に所属していると「不満」が溜まります。仕事上のストレス、人間関係、不条理な命令、企業倫理観の欠如…こういったものが、組織への「不満」として蓄積されていくのですね。

それが爆発すると、対立したり組織を抜けたりします。

組織を良い方向に導こうとして提言するのは素晴らしい事です。例えそれが上層部であろうともどんどん提言すべき。でも、えてしてそういうものは受け入れられず、「社会的反抗者」としてのレッテルを貼られます。残念ながら日本の会社はその風潮が強いのが現実です。


サラリーマンである以上ある程度諦めも必要。なぜならば、会社に従順で世渡り上手な人ほど、組織の中では上手にやっていけるものなのです。つまり、心に大きな「狼」を飼っている人はサラリーマンには向いていない。サラリーマンは「従順な羊」である必要があります。

逆に、少しでも「狼」がいるのであれば、あなたは起業家向きです。自分の道を歩いた方がうまく行くでしょう。でも、全てが自己責任になり、甘えは一切許されなくなります。「狼」にはその方が心地よいんですけどね…。

組織を出ると「不満」は無くなりますが、代わりに「不安」がやってきます。この「不安」とうまくつきあえるかどうかが、自分の道を歩み続ける事が出来るかどうかの分かれ道です。そして、万が一成功してあなたが組織の長になると、今度は「不満」の目があなたに向けられます。

それをいかに抑える事が出来るかは、あなたの采配の見せ所。今までにあなたの感じた「不満」もきっと役に立つ事でしょう。世の中には無駄な事はありません。いかに気付き、過去の経験を有効活用できるかどうか…これに尽きます。





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コメント

私事ですが・・・。
5年前の今頃は不満だらけでした。
去年の今頃は不安だらけでした。
今は不安も不満もそれほどありませんが、不満の芽を見つけて摘むことに集中しています。
出来れば不満も不安もない組織作りをしたいものです。

えっぱらさんのこれが、まさに起業家の成長ベクトルですね。エッパラさんは急成長しているので、すごく短い期間で色々な事を経験していると思います。先を見据えた組織作りをしていって下さい。

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