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2007年04月07日

●言葉足らずと言葉要らず

数日前の朝日新聞「天声人語」にこんな記事が載っていました。

英国の文豪サマセット・モームが晩年一番嬉しかった事は何かと聞かれ、こう答えたそうだ。「戦場の兵士から、あなたの小説は一度も辞書を引かずに読めたと手紙をもらった時」だと。(朝日新聞天声人語より引用)

この記事では、今では電子辞書があるので…と話が続きますが、実はホームページの世界では、このように辞書も無く読めると言う事が非常に大切になるのです。


特に専門的なホームページを作っている会社に多いのですが、専門用語を使って説明している文章が多いです。専門に特化する必要はありますが、専門用語を使う必要性は全くありません。逆に専門用語はなるべく排除した方がいいでしょう。

あなたにとっての常識でもお客様にとっては常識ではありません。例えば「クロック(周波数)」という言葉、PC業界では常識ですが、携わった事が無い人には何の事かさっぱりわかりません。「このPCはクロックが600MHz…」とか説明が書いてあっても、お客様の心には響かないのです。

心に響くのはそれよりもわかりやすい言葉…特にお客様の立場に立った言葉です。例えば、上の例で言うと「画像や動画をたくさん扱う人にも最適」というような説明の方がより共感を持つのです。

WEB業界の常識として「小学生4年生くらいでも理解できるような文章」というものがあります。これは読みやすさもそうですが、専門的な用語を使わないと言う事です。(使っても、そこには必ず噛み砕いた説明が必要になります。)

読み難い文章、読んでも意味が分からない文章では、お客様に意図が伝わりません。あなたのホームページは文章で損をしていませんか?「言葉足らず」ではだめです。補足説明や辞書が無くてもわかるくらいの「言葉要らず」にするようにしましょう。





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