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2008年12月10日

●2つの器

会社を経営していく上で必要な器は2つあると思うんです。それは「会社という器」と「社長の器」です。これはどちらが欠けても会社経営はうまくいきません。

会社という器は時として必要のない事もあります。例えばサテライトオフィスを採用する場合なんかは、形としての器は要りません。ただ、色々なものを受け止めるための器は必要です。例えば社員が居ない場合なども、会社という器は必要ないかもしれません。でも将来の成長を考えるのであれば、ある時期から器が必要になります。


そして何より会社の将来を左右するのが「社長の器」です。僕自身も今までに色々な社長に会って来ていますが、これは本当に実感しています。社長としての器がでかい、もしくはしっかりしている会社は、社員もしっかりしているし、会社自体がしっかりしています。

何かあってもぶれません。どっしり構えていますし、安定感があります。何より安心感や信頼感が違います。そして、そういう社長と言うのは自分の事を優先的に考えません。社員の事、取引先の事、会社の事、地域の事、日本の事、世界の事、地球の事を優先的に考えます。達観してるんですね。見ている(見えている)ものが違うんです。

逆に言うと自分の事しか考えない、私利私欲に走ってしまう経営者と言うのはだいたいにおいて成功しません。もちろん「欲」は必要ですけど、それが全てになってしまってはいけません。

今までの出会いから、僕が目指したい社長像というのはだいたい確立してきています。逆に絶対に目指したくない反面教師もあります。いずれにしましても、社員や取引先を裏切るような経営者にはなりたくありません。「会社は人成り」…これを肝に銘じておきたいと思っています。





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