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2009年01月29日

●2と9

先日ちょっと便利な話を仕入れたので、皆さんにシュアします。僕なんかもそうなんですが、会社の経理処理をしていて数字が合わない事があります。まぁだいたいはミスなんですけどね…。よっぽど会計ソフトを使っているので集計は大丈夫なんですが、入力時点でミスしてるんですよね…入力忘れとか。

そんな時は2と9が便利らしいです。具体的に言うと、数字が合わない時は2か9で割ると原因追求がしやすいらしいのです。(結構有名な話らしいですけど。)


要は、帳簿上の数値と実際の数値の差額を2か9で割るのです。2で割り切れる場合は、+と-を逆に入力している可能性があります。9で割り切れる場合は、桁が間違っているか数字の一部を逆に入力している可能性があります。

例えば差額が10500円だとします。これを2で割ると5250で割り切れます。この場合は帳簿の中から5250という数値を探すと、+と-を間違って入力している可能性があるのです。(まぁ会計ソフトで言うと支出も+入力なので、-を入力する事はよっぽど無いですけどね。)

ただ9は使えると思います。例えば差額が18900円だとします。これを9で割ると2100で割り切れます。そうすると2100の桁間違いの可能性がありますので、この場合は帳簿上で2100や21000を探します。(ちなみにこの例は21000を間違えて2100で入力した時の事を想定しています。)

もうひとつのパターン。例えば差額が4500だとします。これを9で割ると500で割り切れます。そうするとどこかの位で「5」という数値が入れ違いになっている可能性がありますので、帳簿上でそれを探します。(ちなみにこの例は10500を間違えて15000で入力した時の事を想定しています。)

こんな感じでミスを発見しやすいのです。あくまで割り切れる場合だけですけど。ちなみに「おかしいなー、もっと儲けているはずなのに帳簿が赤字だなー」というのは「経営上のミス」ですので、上記の方法では発見されません。あしからず。^_^;





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