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2010年02月05日

●戦国絵図

本日は3社のお客様でお打ち合わせでしたが、その中の1社で地域戦略のお話になりました。なんでも関東の方の同業種で上手な地域戦略を取られている会社があるようです。お話を聞いてみるとなんとなくランチェスター戦略の影響を受けているというか、ドミナント戦略を上手に使っている印象を受けました。

地域密着という戦術」という記事でも述べましたが、まずは小さな範囲でのトップシェアを握るべきです。そうすればある程度の認知度が高まります。認知度が高まればその後の戦略も立てやすいですし、もう少し大きな範囲でのシェアも握りやすくなります。


信長でもいきなり全国統一は出来ないのと同じで、いきなり日本で一番手にはなれません。(莫大な資本でもあれば別ですけどね…。)なので、まずは小さな範囲から始めるべきなんです。例えば自分の会社がある県、市町村、もっと絞って市町村を4分割するとか、そんな狭い範囲での一番店から始めるといいでしょう。

自分の身近な所から始めて、A市北部でトップシェア、A市東部でトップシェア…となっていけば、いつのまにかA市でトップシェアを握っている事になります。そして市の次は県と段階を経ていけばいいんです。もちろん段階を経なくてもいいです。その地域だけに特化したければその地域だけで考えていけばいいんです。問題は最終的な目標をどこに置き、どの規模から始めるかという事になります。

トップシェアを目指さないとしても、この「ドミナント戦略」の考え方は自社の成長や営業に役立ちますので、覚えておいて損はありませんよ。





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