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2010年07月23日

●本当の死

ちょっと不幸が続いたんで考えてしまったんですが…「死」って一体なんでしょう?心臓が停止する事?脳が停止する事?呼吸が止まる事?…学術的な定義はあるんでしょうけど、「死」についてきちんと説明できる人はいないと思います。

人は皆、漠然と「死」についての恐怖を抱きます。当たり前ですよね。人はよくわからないものに対して恐怖を抱くのですから、「死」なんてその最たるものです。暗闇だってそうですよね。見えないから怖いのです。


でもね、死とはいろいろな側面から見る事ができます。それこそ、肉体の死、精神の死、心の死…色々あります。ただ、そのどれもこれもが自分から見た死なんですよね。でもね、本当の死というのは第三者から見た死…つまり「忘却」じゃないかと思うんです。

例え自分が死んだとしても、残された人の想いの中では生き続けると思うのです。誰かが覚えている限り、本当の意味で死んではいないような気がします。いつか、誰からも忘れ去られた時こそが「本当の死」なのでは…?

だからこそ、自分が死と向き合った時に、「残される人の記憶に残るような事をしてきたかどうか」が重要なのではないでしょうか?遺志とも言いますが、誰かに自分の生き様を残せるかどうかなんではないでしょうか?

そういう意味では、過去の偉人はみんな死んでいませんし、その志を受け継ぐ人もたくさん出てきていると思います。でも、普通の人でも同じだと思うんです。どんな人でも何かを遺す事はできると思うんですよね。

このブログだってそう…強い「想い」はきっと後世まで残ります。まだ見ぬ未来の子孫に想いを伝える事だって出来るんです。(受け止める人がいるかどうかが重要ですけど…。)

自分が死んでも、なるべくなら「本当の死」は迎えたくないなと考えている今日この頃です。





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