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2012年06月20日

●マイケル・ポーター

ハーバード・ビジネス・スクール教授のマイケル・ポーター氏が提唱した戦略フレームワークに、「5 Forces」というものがあります。これは簡単に言うと、「新規参入業者」「代替品(間接競合)」「供給業者」「買い手(顧客)」「競争業者(直接競合)」という5つの要因が密接に関わりあって業界の究極的な収益率(長期的な投資収益率)を決めるという理論です。

そして、ある業界における自社の「位置」をうまく見つけ、そこに位置する(ポジションする)事が競争戦略の目標であると言っています。(ポジショニングセオリーと呼ばれています。)


マイケル・ポーター氏の戦略論は市場分析や競合分析を重視しているんですが、「コスト・リーダーシップ戦略(低価格戦略)」か「差別化戦略(高付加価値戦略)」「集中戦略」のいずれかを取る事を提言しています。

これはよくわかりますね。資本が大きければ価格でリーダーシップを握ればいいし、それが難しければ差別化で付加価値に活路を見出すしかありません。場合によってはドミナント戦略も必要となります。(まぁ、ブルー・オーシャン戦略を取れば競合を考えなくてもいいんですけどね…。)

いずれにしても、それぞれの状況によって取るべき戦略は変わってきますし、戦略だけに頼り切ってもいけません。大切なのは実践で身に着けてきた経験であり、状況に応じて変われる対応力であり、先を見通す事の出来る先見性です。利用できる戦略は上手に利用したいものですが、それに頼るだけではダメって事ですね。





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