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2012年07月20日

●ラポール

ラポール(rapport)はフランス語ですが、心理学で言う「心の通い合った親密な信頼関係」の状態を指します。この「ラポール」を築くというのが対人間関係では重要で、ビジネスでもプライベートでも大切な要素になります。

友人関係でもそうですよね。「ラポール」がしっかりと築けていれば、その絆はめったな事では壊れません。お店とお客様の関係でもそうです。「ラポール」を築く事こそが最終目標とも言えますが、これが構築できてしまえば「ファン客」を確保したも同然です。

ではどうやって「ラポール」を築けばいいかと言いますと…それは地道に信頼関係を積み重ねるしか方法はありません。接触頻度を増し、長い時間をかけて相手の信頼を勝ち取っていくしかないのです。


でもテクニック的なものは存在します。テクニックだけに頼ってしまうと本質を見失うのであまり紹介はしたくないのですが、ちょこっとだけ紹介させてもらいます。基本となるのは「しっかりと相手の話を聞く」という事です。自分の事ばかり話さずに、まずは相手の話をしっかりと聞いてあげる事です。

そしてただ話を聞くだけではなく、しっかりと同意(同調)してあげる事が大事になります。ミラーリングとも言いますが、相手の話に同調すると共に呼吸を合わせ、声のトーンや姿勢なども真似ます。相手と一体化する事によって、相手に「仲間意識」を持たせます。

そして何より大事なのは…以前より本ブログでも何回か述べていますが、「良い意味で期待を裏切る」という事です。相手が期待している以上のものを用意する事で、一気に相手の信頼を勝ち取ります。人は自分の予測を超える現象に出会うと、良い事も悪い事も強くイメージに残ります。それが悪い事ではいけませんが、良い事ならば利用しない手はありません。

「この人にお願いしたい」と思わせるためにも、しっかりと「ラポール」は構築しておかなくてはいけません。これさえしっかりと構築しておけば、顧客の流出も無くなりますよ。





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