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2012年10月23日

●アンカリング効果

「アンカリング効果」って知っていますか?行動経済学とか心理学の範囲ですが、要は「ある数値や情報を提示されると、それを基準値(アンカー)として考えしまい行動する」事を意味します。

自分の中で無意識に基準を作ってしまい、その後の行動や判断に影響を及ぼしてしまうんですね。これはなんの根拠も無い数値や情報でも可能ですので、「アンカリング効果」を利用したマーケティング手法も多数存在します。


よく使われているのは価格関係ですね。より購買意欲を高めるために「通常価格」に二重線を引き、「値引き価格」を一緒に提示するというアレです。(もちろん、見せ掛けの不当に高い価格を提示してはいけません。景品表示法で禁止されています。)

ネット上でも多いんですが、「相場感」のわからない商品やサービスって結構多いんですよね。そういう時にある程度の「相場価格」を載せた上で、自社の価格を提示するような手法もよく見かけます。あからさまに比較したりとかね。

まぁ価格だけじゃなく、いろいろな事にこの「アンカリング効果」は使えます。以前に少し説明した松竹梅の記事も、このアンカリング効果を利用していますが、要はアンカーに感じられるのがどこになるかって話なんです。

「平均」というか「人と同じもの(多くの人が選んでいるなら間違いないだろうという心理)」を選ぼうとする人も多いです。なので、アンカーをどこにするかというのは大事な話ですし、上手に利用できるといいかなと思います。





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