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2013年12月13日

●優しく導く

先日、息子の個人懇談がありました。今年の担任の先生は厳しい事を言わない先生のようですが、褒めて伸ばすタイプの先生なのかなと思います。

孔子の論語に「子曰わく、君子は人の美を成し、人の悪を成さず。小人は是に反す」というものがあります。これは「君子は、ある人に優れた点があればそれを褒めて伸ばして成功するように導き、欠点があれば優しくそっと直して欠点が大きくならないように導く。小人は、これとは反対の事をしてしまう」という意味です。


人には褒められて伸びるタイプと叩かれて伸びるタイプがあると思いますが、悪いところも叱らないでそっと直してあげるというこの考え方はいいと思います。まぁ僕も息子に対してなかなか実行はできていませんが…。

ただ、これは会社のトップや上司も同じだと思うんですよね。部下の良いところは素直に認めてあげて褒めればいいと思いますし、例え失敗をしたってそれは経験と思って優しく導いてあげればいいのではないかと思います。

良い事を褒める、悪い事を叱る…これは誰でも出来ます。でも、欠点や失敗を優しく導いてあげるのは、「恕」の心だと思います。決して小人ではなく、君子のような人物に近づけるよう努力したいものです。





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