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2006年02月23日

●人のサガ

中国の「氷点週刊」問題を知っていますか?これは中国の週刊紙「氷点週刊」が、同国の中学歴史教科書を批判した論文を掲載したとして、中国当局から発刊停止処分を受け、編集長も更迭されたというものです。当局は全国のプロバイダーにも一切情報を流さないよう命じました。

言論統制と取られても仕方が無い部分ですが、中国のあの体制ではありえます。統制後「氷点週刊」に掲載された記事の内容は中国国内で見れなくなりました。

それにもかかわらず、現時点ではほとんどの中国人がこの問題と内容まで知っている…。何故か?


結局中国も国外の事までは規制できないわけです。つまりは「ネットは規制できない」って事です。停刊処分翌日には多くの海外メディアがこれを報道。その後、ネット上で当局への批判が相次ぎました。

レジスタンスみたいなものですね。人は弾圧されたり情報を隠されたりすると、抵抗したくなったり情報を知りたくなります。そして「人のつながり」を通じて情報は広がっていくわけです。今回も国外からのメールで中国国内に広がり、更に国内で規制のすき間を縫って人から人へと伝わったわけです。

隠されると知りたいのが人の性…押すなと書いてあると押したくなってしまうのと一緒です。実はこれビジネスにも応用が出来るんです。

核心には触れずに興味を引くような情報を小出しにし、核心部分には何かアクションを起こさないと到達できないようにしておく…。それは資料請求だったり、ハウスリスト構築のためのメールアドレスの送信だったりしますが、要は対価と引き換えに核心部分を提供するわけですね。

対価はもちろん企業側に有益な情報。追客のために必要な情報である事が多いです。個人情報保護法が施行されてから、お客様もなかなか個人の情報を出さなくなりました。個人の情報が取得できない=ハウスリストが構築できないと言う事は、リピーターの確保がどんどん難しくなっていくという事です。

つまりは顧客の囲い込みが難しくなりつつあるんですね…。顧客獲得のために感動を与える事も、段階的な追客も、接触頻度を増す事も難しくなって来ているという事です。それらを打開するために、あえて核心部分を隠すのもひとつの手、戦略の一つです。

人は隠されると知りたくなる…色々な事に応用が利くので覚えておいて下さい。





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