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2006年12月21日

●気付かないうちに参加させる

何かを成そうとする場合に、これから参加しようという場合と、既に参加している(させられている)場合とでは意識に大きな違いがあります。前者と後者の間には大きな差(壁)があるのです。

0から1は大変ですが、1から10は簡単なんです。最初の障害ほど手ごわいものはありません。これさえクリアしてしまえば後は楽です。つまり、最初の一歩というハードルを小さくさせる事は、どんな取り組みにおいても大切な事なのです。



例えば何かのポイントカード。そのままカードを渡して「はい、貯めて下さい。貯めるといい事ありますよ。」というものよりも、最初にお客様に渡す時に何個かスタンプを押してあげて、「もうあなたのスタンプ集めは始まっているんですよ。もうこんなに貯まったんですよ。」という意識を与える事が大切です。

今では色々なお店で取り入れられている手法ですが、要はお客様を強制的に参加させる手法です。お店側の都合にお客様を上手に巻き込んでいるんですね。それでいてお客様は不快な気分にはなりません。これは「既に参加している」という意識をお客様に芽生えさせ、最初の一歩の垣根を小さく感じさせます。

最初の壁を感じさせない、最初の一歩を踏み出させるこの手法は、色々な事に応用が利きます。大切なのは「あなたはもう参加しているんですよ」という認識を与える事。そして、それをメリットと感じてもらえる様にする事です。

きっとあなたのビジネスにも応用できる部分があるはずです。探してみてはいかがでしょうか?





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