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2008年06月07日

●Googleの今後

先日、Googleのマリッサ・メイヤー福社長が朝日新聞のインタビューに答えていました。興味深くその記事を読んでいると、Googleの「次の10年の戦略」は、モード、メディア、パーソナライゼーション、そしてソーシャルサーチと書いてありました。

なんのこっちゃ…という人もいるかもしれませんが、これは検索エンジンの今後(というかすぐそこ)を非常に端的に表わしています。


モードとは、話し言葉などを検索エンジンが理解できるようにすると言う事です。メディアとは、写真や動画、地図などを検索結果にまとめて表わす事ですが、これは現時点でもかなり実現できています。パーソナライゼーションとは、個々の利用者1人1人に検索結果を最適化すると言う事です。実はこれも既に実験段階に入っていると言われています。そしてソーシャルサーチとは、わかりやすくいえば人力サーチの事です。人が質問した事に対して人が答えるような形ですが、これは日本でも様々なところが取り組みをしていますね。

これらの項目の取り組みは既に始まっており、実現に近いものばかりだと言えます。だからこそ、次の10年の戦略というにはちょっと物足りないかなと思います。きっと次の10年はもっと先を見つめていますよ。言っちゃうと真似されるから言わないだけで…。

検索エンジンの覇者は将来的に全てのものを制する形になってくると思います。だからこそ一極独裁にしてはいけないと思いますし、そういう意味ではYahooに期待…はできなさそうなので、次期検索エンジンが台頭を表わして来ないかなと。日本でシェアを伸ばしそうな検索エンジンのアイデアはありますが、ここ1年くらいで形にしないと難しそうです。

結局検索エンジンというのは、検索者の要求にズバリ答えるのが一番望ましいわけで、いかにそこに近づける事が出来るか、つまり、検索者の考えや動向、趣味趣向や好みをどこまで見抜く事が出来るかという事になってくると思います。…となると、そのうち検索エンジンに個人情報を預けるような時代もやってくるかもしれません。

究極の検索エンジンは自分の事を一番良く分かっている人からの回答…つまり、自分自身で地道に調べて考えると言う事になるのかな…?それが面倒なので検索エンジンが重宝されているわけですけどね…。





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