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2008年07月22日

●SEOと魔法

ホームページには入口と出口があります。これは両方とも大事なことで、片方が詰まっていれば当然水は流れません。ただ、どちらか片方にしか注目していない人が多いのも事実…。

お客様が「入ってくる道順」のために必要な事は、検索エンジンや広告分野での集客プロモーション、そしてランディングページなどの内部要素最適化などになります。「出て行くための道順」に必要な事は、導線であったり決済手段であったり、フォームやカゴシステムであったりもします。まぁ一番重要なのは「その気」にさせられるかどうかなんですけど…。


昔は「出口」しか考えていない人が多かったんです。立派なカゴシステムを準備してカード決済も準備した。あとは商品を並べて注文が来るのを待つだけ…当然いつまでたっても注文は来ません。何故ならば集客が全く出来ていないからです。

実は、SEOという言葉が広まってから「入口」に注目する人も増えてきました。そこで、さぁSEO対策をした。上位表示も出来ている…でも思うように注文が来ない。なんでだろ?となるわけです。これは、はたしてキーワード選定が最適なのかどうかとか、ターゲッティングがずれているのではとか、人(サイト)により問題は色々あると思いますよ。ただ、それでも確実に言える事は「真の意味でSEOを理解していない」人があまりにも多いって事です。SEOは魔法の手段ではありません。

SEOというのは集客のための手段のひとつでしかありません。マーケティングの要素のひとつにしか過ぎないのです。なので、SEO対策がしっかりと出来たから反応がたくさん出ると言うものでもありません。駅前の店舗に行列のできるくらいお客様が来てもひとつも売れなければ意味はありません。それよりも路地裏のお店でお客様が数人しかいなくても確実に売上を上げる方が良い店なのです。(まぁここはもう少し深い考察が必要ですけどね。あくまで反応率だけ考えた場合です。)

関係のない人をどれだけたくさん集めても意味はありません。又、集めた人がその気にならなければ意味はありません。ホームページもこれと同じなんです。SEOより大事なことがホームページにはあって然るべきであり、それに気付いている人がSEOを真の意味で理解している人になるのです。

昔はホームページに幻想を抱いている人がたくさんいました。作っただけで売れる…とかね。それと同じ事がSEOにも起こっています。SEOを真の意味で理解し、SEOに幻想を抱かないようにする事が大切です。





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