トップ >> 経営者に必要な事 >> 光と影

2008年10月23日

●光と影

だいぶ前の話になりますが、食事中に見ていたTVに田中義剛さんが出ていました。(確かたけしの番組だったような気が…?)田中氏は今話題の「生キャラメル」で成功者として時の人になっていますが、なんでも500人を越える従業員のほとんどにおいて地元の人を雇用しているとの事…すばらしいですね。成功を地元に還元しています。

生キャラメルなんか全然買えないですからね。すばらしい成功をされたと思います。でもね、これはあくまで結果にしか過ぎません。そこには成功(光)に至るだけの過程(影)が必ず存在するはずです。


田中氏の場合も例外ではありません。そこに至るまでの道のりは失敗の連続でした。一時期は4億の借金もあったそうです。そこからカチョカヴァロというチーズや生キャラメルなどのヒット商品を生み出し、現在は年商50億円の規模にまでなっているそうです。

目に見える部分が全てではありません。逆に、目に見えない部分の方が大きいのです。そこを視点を当てないと、うらやむだけ、やっかむだけで終わってしまいます。成功の裏には必ず人知れぬ苦労が隠れているのです。

そして田中氏の何が一番すごいかって言うと、それは「確固たる意思」です。田中氏は酪農家タレントという新境地を開きました。人の歩いていない道に足を踏み入れたのです。それだけでも賞賛に値するのですが、それよりも明確な意思(夢)を持って芸能活動をしていたというのだからすごい。それこそ芸能界に入る前から。

普通の人は芸能界を最後の到達地点と考えます。でも田中氏はそれが通過地点でしかなかった。田中氏にとって芸能界は自分の夢を達成するための「手段」であり、「目標」ではなかったんですね。普通の人があこがれる「光」に寄せ付けられず、自分の意思を貫き通した事が一番すばらしいと思います。

「光」には必ず「影」があります。成功にもそこに至るだけの道のりが必ずあります。その道のりはかなり険しいものだと思いますが、確固たる意思さえあれば乗り越えられるはずです。自分の意思や目標を明確に、そして強く持っている事が大切ですね。





この情報は役に立ちましたか?  

お役に立ちましたら「はい」をクリックしてランキングへのご協力をお願いします。


<< 前の記事(締めはやはり) 次の記事(正直に紳士に)>>

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.folksworks.com/blog.folksworks.com/mt/mt-tb.cgi/1252

コメントする