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2008年12月21日

●自分のポジション

先日お客様と話をしていて経営者の話になったのですが、僕は経営者に向かない人っていると思っています。それが「技術者」と「芸術家」…こういったタイプの人に経営を任せてしまいますと、金銭感覚に無頓着なばかりか明確なビジョンが描けなかったりします。そして、目標に向かって会社を牽引していくというリーダーシップも弱いように感じます。

いや、夢は語れるんですよ。でもそれは漠然としすぎたものが多いですし、そのために何が必要かなどという、細かい落とし込みまでは考えません。何も考えずにやりたい事をやっちゃうんですよね…。


バブルの頃はこれでもなんとかなったんです。どんな放任経営でも成り立つ時期がありました。でも今は違います。ちょっとした事で簡単に会社は崩壊しますし、スタッフも逃げていきます。そして、何もそれは内部要因だけでなく外部要因の影響を強く受けるケースもあるわけです。

つまり、色々なリスクを想定し細分化しておかなくてはいけませんし、真剣に経営の舵取りをしていかなければいけないんです。ただ、その能力というのはなかなか学べません。性格的なものも大きく左右するからです。

だから、自分は経営者に向いていないと感じたら、経営の才覚を持つ人と組んでもいいのではないでしょうか?何も自分ひとりで全てを背負い込む必要はありません。極論、会社の経営を誰かに任せたっていいわけです。

自分の強い所と弱い所を的確に見極め、弱い所は他の誰かに補ってもらう…これが「チーム」の考え方であり、会社として成り立つスタイルでもあると思います。お山の大将になりたいのなら別ですが、自分のポジションを見極める事も大切ですよ。





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