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2012年10月12日

●力の配分

先日あるお客様と「力の配分」についてのお話になりました。仕事への力の入れ方についてのお話でしたが、最近は色々と力のかけ具合を変えて様子を見ているとのお話でした。結果、数字的にはあまり違いが出ていないそうで、力を入れても抜いてもそれほど変わっていないとのお話でした。

結局、力を「入れるべき」部分と力を「抜くべき」部分の見極めが大事ってことなんですよね。仕事のやり方にも2:8の法則って言うのは当てはまっていて、8の部分に力をかけるよりも2の部分に力をかけた方が効率的です。要は「どこに集中するか」って話なんですね。


効率的に仕事をこなせるようになれば、時間にもゆとりが出ます。ゆとりが出れば細かい所にも目が行き届きますし、次の戦略を考える余裕も出てきます。仕事に追われるようにもなりませんので、精神的にも楽です。ただ、弊社なんかでもそうなんですが、どうしても全ての事に全力で向かおうとしてしまうんですよね。これは日本人の性格なのかもしれませんが、手を抜く事に罪悪感を感じてしまうんです。

でも、手を抜く事は悪い事ではありません。問題は抜き方なんです。「事象」に対して手を抜くんじゃなくて、「方法」に対して手を抜けばいいんです。例えば、お客様に対して「しなければいけない事」に対して手を抜いてはいけません。でも、「しなければいけない事」を成し遂げるために手を抜く事は、生産性の意味からも悪い事ではありません。提供できるものに変わりが出なければね。

これは仕事だけじゃなく色んな事に当てはまるのですが、どこに力を入れるかっていうのが重要なんです。良かれと思って関係の無い所に力を入れてしまっているケースも結構あるので、そういうのを一度見直して力の配分を変えつつ様子を見てみると、結果は同じでも過程が違う事の意義を感じられるかもしれませんね。





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