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2012年11月08日

●非効率

ビジネスを行っていく上では、当然「効率化」というものを考えていかなくてはいけません。今はいいソフトもシステムもたくさんありますから、お金をかければどれだけでも効率化を進める事が出来ます。(お金をかけなくても出来るものもありますけどね。)

ただそれでもあえて非効率というか、手間のかかる作業を泥臭くやる事に意味が出てくる場合というのもあるんです。見えるもの見えないものどちらも含めてね。


分かりやすい例では手紙です。「お客様各位」と書いてある場合と「(あなたの名前)様」と書いてある場合では印象が違いますし、ワープロ打ちの同じ書面印刷と手書きの手紙では全然印象が変わります。そこに一手間をかけるかどうかで、印象って全然変わってくるんですね。

非効率を追い求めた方がいい場合というのは、実は「追客」というステージで多いんです。何故ならばお客様は特別扱いをされたがりますので、「他のお客様と一緒くたの扱い」よりも「あなただけ」という扱いを求めるんですよね…なので、演出でもいいのでそういう対応をしてあげると、反応が大きく変わります。

非効率というのはその名の通り、効率が悪い作業です。でも「見えない所に手を抜いていない」会社はやはり違います。そして、これこそがお客様の「ウケ」の違いに繋がるものだと思いますので、効率化を進める部分とあえて進めない部分っていうのをしっかりと認識し、差別化を図っていくといいかと思います。





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コメント

納得です。

難しい話ですけどね…。効率化も求めなくてはいけませんし、かといって見えない部分にも手は抜きたくない…ジレンマです。

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