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2013年05月31日

●選択のパラドックス

通常ですと選択肢が多い方がお客様満足度は高いような気がします。でも、実際には満足度が下がるケースというのがあるんですね。これを「選択のパラドックス」と言います。

特に、何でも最高の状態を追求するような人間の場合、全ての選択肢をチェックして一番良いものを求めないと気が済みません。結果、自分が選んだにも関わらず「もっと良いものがあったかもしれない」と考え、後悔と共に満足度が下がってしまうんですね。


選択肢が多い事は悪い事ではありません。でも、あまりにも選択肢が多すぎると、面倒くさくなって適当に選び後悔してしまったり、選ぶ事自体をやめてしまったりもします。特にネットの場合、選択に多くの時間を費やしたあげく、結局何も買わない(決められない)という事例も多いんです。

なので、「お客様の背中を押す」という記事でも書いていますが、あまりに選択肢が多すぎる場合にはお客様が選びやすいように「背中を押す」仕組みも導入しなくてはいけません。

…お客様は迷うのを嫌がるんです。何故ならば迷いに迷って選んだものが「失敗」だと嫌だからです。だから本当に売りたいものを選別して、そこへの誘導に絞った方が反応率は高まりますし、お客様満足度も高まります。

大切なのは、プロのアドバイスの下で「お客様自身に選ばせる」事、そして「あなたが選んだものは間違っていませんよ」というフォローです。





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