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2013年08月20日

●成長すると朽ちるもの

本日は建築系のお客様とお打ち合わせでしたが、その中で「デザイン」についてのお話になりました。このお客様は家の設計・デザインをされるのですが、以前にデザインした住宅を「もう気に入らない」というニュアンスでお話をされていました。

この方は常に上を目指していると言うか、自分自身を満足させる事を知らないような方なので、まぁ当然と言えば当然かもしれません。その時点ではパーフェクトだったはずですが、自分自身の成長と共に「過去の自分」の粗が見えてしまうんですね…。


確かに納得できます。モノゴトはなんでも、完成したその時点から古くなっていきます。(いくように感じます。)特に自分の生み出したものはそうですね。過去の自分と向き合えば合うほど、当時の自分の稚拙さを感じてしまいます。もちろん、その時点では100%の力をつぎ込んで、その時点で最高と思えるものを生み出しているはずなんですが…。

でもそれは、「自分自身が成長したから」と前向きに捉えるしかないと思います。自分の成長がなければ、いつまでも過去のものを良いと感じるはずです。詰めが甘いと感じるその感性こそが、自分自身が成長した証だと思います。

体はもちろん、心や精神、感性、想い…全て日々成長しています。完成したその瞬間から劣化が始まるのを避けられないのであれば、できる事は「その時点でのベストを生み出す」しかないですね。100%力を注ぎ込んだ結果であれば、未来の自分が見た時に粗は感じても後悔はしないと思います。





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