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2014年05月15日

●近すぎると見えない

僕らみたいな仕事をしているとよくわかるんですが…どんな会社でも必ず「売り」になる部分というのがあります。僕らはホームページで売り上げを上げるために他社には無い「売り」の部分を見つけ出し、そこを軸に展開して行く戦略を取る事が多いので、お客様自信が気付かない「売り」の部分を探すのもいつの間にか得意になってしまいました。

ただ、すごくいい「売り」になるものがあるのに、お客様自身が気づいていない事って多いんです。まさに「近すぎると見えない」って部分ですね。


でも、そういう部分こそが一番の武器になったりもするんです。業界では当たり前の事が切り口になったり、やっていて当たり前だと思っていた事が実はスゴイ事だったり…USPってホントどこに隠れているかわかりません。

このUSP(売りの部分)を見つけるために大切な事は…「頭をフラットにする事」「一歩引いて視野を広く持つ事」、そして何より自分を「素人と思い込む事」です。先入観や業界の知識は全て捨て、あくまで距離を置いてそれこそ二重人格者にでもなった気持ちで接してみると、今まで見えなかったものが見えてきたりもします。自分ではどうしても距離を置けない場合は、まったく関係の無い業種の人と話をしてみるのも手ですね。しがらみのない人からの忌憚の無い意見や視点…これは非常に重要なヒントになります。

あまりに距離が近すぎると見える範囲が限られますし、場合によってはぼやけてしまって何も見えなくなってしまいます。でも足を一歩後ろに下げるだけで一気に視野は広がり、いつもとは違う場所に焦点が合うようになります。いかに客観的に自社を捉えられるかどうか…自社の売りを発見する第一歩はここからです。





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