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2008年03月15日

●行間を読む

小説でもビジネス書でも哲学書でも何でも、本質を読み取るためにはすごく時間がかかります。まぁもちろん実践に勝るものはないわけなんですけども…。知識(ノウハウ)より実践(ドゥハウ)が大切なのは当たり前として、時には知識が大切に場合もあります。そのような場合は、書かれている文章から本質を見抜かなくてはいけません。

では見抜くためにはどうすればいいのか?


一番いいのは何回も読む事です。それこそ腑に落ちるまで何回も何回も繰り返し読む…そうすると、いつの日かすっと腑に落ちる時があります。それが「本質」を理解した瞬間です。でも腑に落ちるまで何回も読んでいる時間が無い場合もあります。時は金なりですからね。そりゃー、なるべく時間をかけずに本質を理解できた方がいいに決まっています。方法論は別として。

そんな時は「行間を読む」ようにするといいです。文章には必ず切れ目があります。行間と呼ばれる、文章と文章の切れ目ですが、そこに色々な事が隠されている事も多いのです。

何か大事な事が書いてありそうな文章に出会ったら、その後の行間でいったん読むのを止め、思考してみて下さい。思考すればするほど本質に近づいている自分に気がつくはずです。行間を読むというのは、その間に自分で思考するという事なんです。つまりは「自分で考える時間」ですね。

本質というのは、だいたいにおいてそのものズバリが書かれていません。口を濁したように、ぼかして書いてあります。だからこそ行間に本質が隠されているのです。

何か知識を得たいと思ったら、ただ単に文章を読むだけでなく、行間を読む癖をつけるといいです。きっと本質を理解するまでの時間が短くなると思いますよ。





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