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2009年05月14日

●ひらめき

クリエイティブな仕事には「ひらめき」が大切です。僕も以前の職場では1日中プログラムを組んでいたので、その辺は非常に良くわかります。必須のスキルとも言えますね。

以前にも少し書きましたが、「ひらめき」が起こるのは脳が100%働いている時か0%働いている時です。そして、どちらかというと0%働いている時の方が素晴らしい「ひらめき」が多いようです。

先日ある新聞記事で読んだんですが、脳科学者によると「ひらめき」は次の4つのプロセスから生まれるそうです。

1.データを集め、準備する
2.データの順列組み合わせを全て考える
3.考えるのをやめ、頭の中で自然に発酵するのを待つ
4.数日か数週間すると、いきなり「ひらめき」が訪れる


なんとなくわかりますね。大切なのは「発酵」というプロセスなのです。そして、その時はなるべくその事を考えないようにする事が大事です。人間はうまく出来ていて、「考えないようにしよう」と思っていても、いつしかその事を考えてしまいます。気になる点が多ければ多いほどそうです。よほど何かに熱中しない限り、抱えている心配事(気になる事)を100%忘れる事なんて出来ません。

でもそれでいいんです。頭の中に気になる何かが「ひとかけら」あるから、遊んでいる時でもリラックスしている時でも、その時々の情報を取り入れて、その事に役立つ何かを取得しようと脳が自動的に動くのです。「ひらめき」はたいてい専門外の何かから得る事が多いのですが、結局は色々な事例のマッシュアップである事も多いのです。

つまり、何か「ひらめき」を期待する場合は、ただ我武者羅に頑張るだけではダメって事です。少し距離を置いて、熟成させる期間を設けた方が近道って事ですね。





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