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2010年04月15日

●背景を前面に

ホームページ作成の相談を受ける時にたまにいるのですが、「うちの商品は商品力があるから売れる」「うちのサービスほど優れているものはないから敵は無い」「商品が我が社の売りです」などという人がいます。これはあながち間違いではありませんが、ある意味間違っています。

特に技術畑の人に多いようですが、商品力=販売力と勘違いしている人がいます。でも、特に今のネットでは簡単に商品やサービスを見つけられ、そして比較する事が出来ます。今は「商品がいい」という事は当たり前の事であって、それは差別化にはならないんですよね…。(世界中にそれしかないオンリーワンの商品は差別化できますけどね。)

そこでホームページを作る時には、なるべく「商品力」に頼らない作りにする必要が出てきます。いや、もちろん商品の良い所はアピールしますけど、「商品が良いから売れる」という考え方は一度捨てなくてはいけません。


ではどうすればいいかといいますと、商品やサービスのバックボーンを前面に押し出すのです。その商品やサービスに込められた想い、開発ストーリー、作り手の素顔等々、商品やサービスの背景にあるものにスポットライトを当てるのです。

商品やサービスそのものがいいのは当たり前の事です。より良きものを追求する事も当たり前だし、こだわりを持つのも当たり前の事です。これらは基本的な部分であり、モノを売るためにはそれに加えて買ってもらえるような工夫をしなくてはいけません。

そのうちのひとつが「作り手を見えるようにする」というものです。お客様はモノが欲しくて何かを買うわけではありません。何かの解決法を商品やサービスに求めているのです。そして最終的に背中を押されるのは、その作り手を信頼できた時、もしくは作り手に共感できた時なのです。

だからこそ人(作り手)を前面に押し出すべきなのです。共感すべきストーリーを展開し、こだわっている熱い想いを述べる、そして真摯に誠実に商品作りに取り組んでいる姿勢を見せるべきなんです。それが説得力を高める事に繋がるのです。

人は、人を信頼して初めて行動を起こします。「売る」ためには、その前に「信頼」される事が大切なのです。





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