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2011年10月12日

●クレド

先日お伺いさせて頂いたお客様のところで、会社の「理念」というか「信条」に対するお話になりました。理念は大切だと思うけど、ありきたりの言葉ばかり溢れていて奇麗事にしか聞こえないと。なので、形ばかりの理念を掲げるくらいなら、別に出さなくてもいいんじゃないかというお話でした。

気持ちは分かります。きちんとした理念を持ち、常にそれを突き詰めている会社もあれば、形だけの理念を持ち、対外的にアピールの一つとしてだけ使っている会社もあるからです。


ただ、どんな会社でも少なからず何らかの「志」はあるはずです。それが会社の「理念」であり「クレド」にあたる部分じゃないかと思っています。別に整った言葉じゃなくてもいいんです。そこから熱い魂さえ感じ取る事ができれば、泥臭い言葉でも構わないと思います。

会社の理念は「お客様に対するアピール」の部分も当然ありますが、どちらかと言うと従業員に対する教えの部分が大きいです。お客様に対する姿勢の教育にも繋がるものなのですが、こういったものって抽象的な言葉が多いので具体的な行動に繋がりにくかったり、時が過ぎると忘れ去られてしまったりもします。

だからこそ会社はクレドを常に目にする形で示し、言葉に出させ、頭(心)に覚えこませるべきなんです。それこそ、無意識でも行動できるように。トップが口に出し続けてもいいんですけど、さすがにそれは大変ですしね。^_^;

理念を対外的に出すか出さないかは会社の自由です。ただ、理念は持たなくてはいけないですし、それを従業員に浸透させる事が理念の一番の目的って事ですね。





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