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2013年04月25日

●さとり

先日あるお客様と「最近の子ども達は偉くなりたくないらしい」という話になりました。産経新聞にも出ていましたが、なんでも出世すると責任が重くなるからイヤみたいですね。そこそこの給料でも人並みに暮らしていければいいらしいです。

どうもこれは「ゆとり世代」の次に来た「さとり世代」と呼ばれる世代の現象のようです。


確かにその傾向はありますね。最近の若者…というと自分がおっさんみたいに思えますが(笑)、今時の若者は「意欲」が低いんです。「意欲」っていうのは全てに対してです。仕事に対しても恋愛に対しても欲しい物に対しても…例えば、最近の若者は車を欲しがらないなんて事も言われていますが、これなんかもそうですね。草食系なんて言葉も出来ましたが、これは恋愛に奥手なんじゃなく人付き合いが面倒くさいんです。

仕事に対しても、そこそこの給料をもらってそこそこの生活が出来てしまえばそれで満足なわけです。全てに対して「求めない」んですね。結果が分かっている事に挑戦しないと言うか、達観していると言うか、ある意味あきらめているんです。全てにおいて。

でもね、これは人間をダメにしますよ。どんな事でもいいので常に上を目指して生きていかないと、生きる事の意味さえ見失ってしまいます。「意欲」というのは言わば生きるためのエネルギー…自分自身を成長させるためのモチベーションの素なんです。大切なものなんですね。

何もせずに「さとる」事なんて出来るわけありません。実際に動いて経験した上で「さとれ」ばいいんです。「覚る」は「悟る」とも書きますが、そもそも生きる「覚悟」を持たない人に「さとる」事なんて出来るわけがないんですね。そういう意味でも「意欲」をしっかりと持って、真面目に自分の人生に向き合わなくちゃいけません。「意欲」は大事ですよ!





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